奈良公園の仏像館偶然に行った
三月後半、再び奈良に行きました。今度は友達と奈良公園周辺に行きました。
いざさ食事処で柿の葉寿司御膳を食べました。その時に博物館の方に行こうと計画を立てました。しかし、いざ奈良公園に戻って博物館に行こうとすると、場所が分からなくなりました。結局すぐ目の前にあった仏像館に入ることにしました。
障がい者手帳を持っていたので無料で入れました。
1室目から12室目の展示になっていました。
印象に残った仏像を紹介します。
1:阿弥陀如来立像です。
左手の手のひらをこちら側に向けていることから死者を仏の世界に連れて行く様な印象を持ちました。
もう仏側に来たら安心ですよと言っているみたいに言っているようでした。
右手で親指と人差し指で輪を作って、私の知恵を死者か生きている人どちらか(もしくは両方)に授けましょうということを伝えたそうでした。
阿弥陀如来立像もここまでの悟りに近づけたから普通の人間も出来るはずというポジティブな印象を持ちました。
2:阿修羅像です。
腕を何本も持っているので、マルチに活躍している天才を表現しているのではないかと思うほどでした。同時に作業している様に見えました。例えていうならパソコン打ちながら、お菓子作って、編み物して、語学勉強している様な感じです。
こんな天才がいていたら尊敬しますよね。
阿修羅像を見ているだけで何かやっている気がしますし出来る気がします。
やる気が出ますね。
3:金剛力士像です。
八メートル越えの2体の金剛力士像は圧巻でした。
神社にある狛犬と同じように阿吽を2体で表しています。
一般的に阿の口は、知恵や物事への探究心を表していたと思います。
吽の口は、悟りの境地で物事を理解できたということを表していたと思います。
2つで始まりと終わりを表しています。
金剛力士像の口を閉じている方の表情を見たら、下手な過ちをすると許さないと言っているような表情に見えました。
この金剛力士像を見る前も怒った顔の仏像をこの仏像館で見たのですが、他の物はそこまで怖くは無くて、どちらかというと任務を遂行していますという表情にみえていました。
ですが、金剛力士像は怒っているなと一瞬感じられました。
4:狛犬です。
狛犬は、よく見られているフォーム以外に猫のように顔が丸くなっている狛犬が展示されていました。
あとは、カクカクしているところが多い狛犬もありました。
3種類ぐらいの狛犬が見られて良かったです。
5:干支を頭にのせしている仏像です。
ちゃんと12干支全部展示されていました。
その干支にちなんだ恰好をしている仏像だったのでそれぞれの動物の特徴が反映されていて興味深かったです。
確かにそうかもと納得できたので良かったです。
寅は後方に腰を落とし周りを威嚇している像でした。
6:五大明王像です。
一度に5体の仏像が集まるのは凄いと友達も言っていました。
右奥から金剛(こんごう)夜叉(やしゃ)明王(みょうおう)、右前は降(こう)三世(ざんぜ)明王(みょうおう)、真ん中が不動明王(ふどうみょうおう)、左前は軍荼(ぐんだ)利(り)明王(みょうおう)、左奥は大威徳(だいいとく)明王(みょうおう)です。
小ぶりな仏像ですが、力強い印象を持ちました。全力で悪から世界を守るみたいなイメージが五大明王像から持てました。
この仏像は平安時代からの物だそうで保存状態が良くて貴重な物だそうだそうです。
いかがでしたか?
私としては個人的な感想を皆様に紹介できて良かったです。
それと、こんなに多くの貴重な仏像を見られて良かったです。
楽しめましたし、分からないながらも勉強になりました。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。