発達障がいと向き合って

発達障がいを知るきっかけ

私は、発達障がいです。
自分がこの障がいだということは、大人になってから仕事の適性検査で言語能力と動作性の間に大きな開きがみられたことから診断を受けて初めて知りました。
確かに子どものころから、文系の教科は難なくこなせるのに理数系が極端に苦手だったり、
運動時のぎこちなさなど、思い当たる節はいくつかありました。
ただ、発達障がいはコミニュケーションができないと言われているのですが、私は人間関係でそういったところを不得手だとはあまり思ったことがありません。
受動適応型と医師に言われたことがあるので、私は発達障がいのなかでは適応が上手いタイプなのだそうです。
発達障がいでも日常生活に困ることはありませんが、社会生活を送るうえでは、スピードが足りていなかったり要領が悪かったりして配慮をしてもらう必要があるのです。
郵便局のバイトが主な仕事の経験でしたが、正確に届けることのほうが大事な仕事であり、
業務全体を担当するわけではないので当時は何とかなっていました。
発達障がいは親や本人の責任でなる障がいではありません。
そして、障がいではあるものの、得意な面を生かせば普通以上に社会で活躍できる人が多いのもこの障がいを持つ人の特徴です。
小さなころから国語が得意で、文章を書くのには自信があります。

過去の悔しい想い

私は、ユアライフにつながれたことをはじめ、この障がいがわかってよかったと思っています。
今は幸せですが、子ども時代は凸凹な性質に苦しみました。
学校の先生も地図が読めないことやリコーダーでドレミファソラシドがふけないことを問題にするので、私はそれも悔しかったです。
普通とはなんですか?
世間一般の基準に過ぎないではありませんか。
人にはそれぞれ千差万別の価値観、考え方、自分なりの基準があります。
だれかと平均なんかにしばられてみる数字はあてにできません。
人はだれしも無限大の可能性を持っているのです。
私は、0という数字がマイナスのものとはおもいません。
そこからいつでもプラスに変わっていくからです。

人生はどっちにころんでもいいことのほうが多いという現実

数字の話が出たので、人生は8×8=64。4×9=36。
ハハハハは64。シクシクは36。
これを足すとちょうど100になるから人生はいいことや幸せのほうが多いのだという教訓です。
悲しみや苦しみを0にすることはできないし、それがあるから輝く人生なのだとこの方程式は教えてくれます。
高校時代の友人の受け売りですが、素敵な考え方だと思いませんか?

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪