人狼ゲームについて

そもそも人狼ゲームとはどのようなゲームなのでしょうか?

人狼ゲームとは、村人陣営と人狼陣営に分かれて、自分の陣営の勝利を目指すゲームです。村人陣営は議論を重ね、誰が人狼なのかを推理していきます。人狼陣営は正体を隠しながら、村人陣営の議論を引っ掻き回します。
その背景には次のような舞台の村がモデルとしてあります。その村は毎晩村人が人間の仮面をした狼に殺されていました。村人たちは協議して人狼を見つけ出し殺そうとします。昼間に協議して村人の中で誰が人狼なのかを話し合い人狼を決め処刑します。一方人狼は巧みに騙し夜が来るのを待って村人を殺します。
各陣営の勝利条件
人狼ゲームには、村人陣営と人狼陣営、2つの陣営があります。まずは、2つの陣営のやり方と、勝利条件について説明します。
村人陣営
人狼で村人が勝利する条件は、すべての人狼を処刑することです。役職ごとのやり方を覚え、村人陣営で相談し合いながら、人狼を探していきます。
人狼陣営
人狼陣営の勝利条件は、村人と人狼の人数が同じになること。村人を人狼だと勘違いさせ、処刑させることで、数を減らしていきます。
人狼ゲームには、ゲームマスターを含め、7つの役職があります。ルールによって役職が増えることもありますが、先ずは、7つの役職で遊び、ルールに慣れます。人狼ゲームの役職と、それぞれのやり方について、解説します。
1.ゲームマスター
ゲームマスターは、ゲームの進行役。誰がどの役をしているのかは、ゲームマスターだけが知っています。ゲームに参加せずに進行役だけをやるやり方と、役職決めとゲーム序盤に参加し、犠牲者となり退場するやり方があります。
2.『村人陣営』村人・(市民)
村人は、特殊な能力を持たない普通の人間です。ほかの村人と議論を重ね、誰が人狼なのかを推理していくのが、村人のやり方です。自分が人狼でないことを証明しながら、誰が人狼なのかを考えなければならず、説得力と洞察力が必要です。やり方を覚えるほど、楽しくなっていく役職でもあります。
3.『村人陣営』占い師
占い師は、毎晩1人だけプレイヤーを選び、そのプレイヤーが人狼かどうかを占えます。やり方はいたってシンプル。ゲームの進行を見ながら、人狼と思われるプレイヤーに目星を付け、占いをするだけです。人狼側に騙されることなく、1日1回の能力を活かすのが重要です。
4.『村人陣営』霊媒師
霊媒師は、人狼の人数と前日に処刑されたプレイヤーが人狼だったかどうか把握できます。
人狼の人数を把握できる、ゲームのカギを握る役職です。人狼が「自分が霊媒師だ」と嘘を付いた場合は、本物の霊媒師と一緒に、嘘を吐いた人狼を処刑するやり方もあります。
5.『村人陣営』狩人
狩人は、毎晩1人のプレイヤーを、人狼から守ることができる役職です。ただし、自分で自分のみを守ることと、連続で同じプレイヤーを守ることはできません。村人陣営のカギとなる占い師や霊媒師を守りながら、自分の正体を隠し通すのが、狩人のやり方です。人狼の思考を読んだりすることが多いため、人狼と誤解されることも多いです。
6.『人狼陣営』人狼
人狼は、毎晩1人のプレイヤーを襲い、リタイヤさせる役職です。人狼のやり方はシンプルで、正体を隠しながら、村人陣営を襲い人数を減らしていくだけ。しかし、占い師に占われると正体がバレてしまうことや、狩人に守られた相手はリタイヤさせられないなど、考えることは多い役職でもあります。
7.『人狼陣営』狂人
狂人は、人間でありながら人狼陣営に協力する、いわば裏切り者です。あくまで人間であるため、占い師や霊媒師に占われても、人狼判定は出ません。やり方は、自分の正体を隠しながら、村人陣営を混乱させていくことです。役職を偽ったり、村人をミスリードさせたりして、人狼陣営が有利になるようにゲームを運びます。

人狼ゲームの一日の流れ

人狼ゲームには、朝・昼・夕方・夜の時間があり、それぞれの時間帯ですることも違います。時間帯ごとのやり方について、解説します。

役職を決める
人狼ゲームで最初にするのは役職決めです。やり方は何でもいいので、まずはゲームマスターを決めます。ゲームマスターが決まったら、役職の書かれたカードをそれぞれのプレイヤーに配り、全員の役職を決めます。プレイヤーは、自分の役を周りに知られないように、カードを確認します。

夜の時間
夜の時間は、人狼が村を襲ったり、村人陣営の能力者が能力を使ったりする時間です。
やり方としては、全員が顔を伏せ目を閉じて、声を出さないようにしなければなりません。ゲームマスターは役職を呼び、呼ばれたプレイヤーだけが顔を上げ目を開けます。人狼はこのとき、どのプレイヤーを襲うか、指差してきめます。
村人陣営の占い師、霊媒師、狩人は、それぞれの能力を使うことが可能。役職ごとのやり方は、次の通りです。

占い師:人狼だと思うプレイヤーを指差し、ゲームマスターが人狼かどうかをジェスチャーで答える

霊媒師:前日に処刑されたプレイヤーが人狼だったかどうか、ゲームマスターからジェスチャーで教えてもらう

狩人:守るプレイヤーを決め、指差しして指定する

昼の時間
昼の時間は、村人陣営が相談し合い、誰が人狼か推理する時間です。人狼は正体がバレないように、狂人は村人の議論が混乱するようにそれぞれ行動しましょう。昼の時間には、時間制限があるので、テンポよく議論を進めていく必要があります。

夕方の時間
夕方の時間は、処刑するプレイヤーを決める時間です。ゲームマスターの進行に従い、全プレイヤーがそれぞれ、処刑したいプレイヤーを一斉に指差しで指名。同数があった場合は、もう一度指名しなおします。さらにもう一度同数になった場合は、同数の前日が処刑されます。

人狼ゲームをやってみて

人狼にうまく騙されて、最後は市民どうしが人狼だと勘違いして終わるという何ともおかしい終わり方をした回もあり、おおいに盛り上がりました。

今回は人狼ゲームをテーマとしました。人数は6人以上が良いでしょう。議論を進めながら盛り上がること間違いなしです。

参考文献
初心者でもわかる人狼ゲームのルール・役職・やり方を解説します!/スペースマーケットマガジン
●https://event.spacemarket.com/magazine/know-how/jinro/

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪