今年観に行った美術館の数々ー7選ーパート2

今年、複数の美術展に行ったので紹介したいです

前回の投稿に引き続き、今年に観に行った美術館の数々を紹介したいと思います。

今回は5、ポンペイ展 6、フェルメールと17世紀オランダ絵画展 7、岡本太郎展
を紹介します。
5、ポンペイ展
まだ、夏の暑さがある時に京都市京セラ美術館に行きました。
初めて行ったのですが、白を基調としたデザインに建物がなっていたので、美しかったです。
美術展を観る前に、食事を館内でしました。レストランでの食事にはカレーライスを選びました。
カレーライスの野菜は京野菜を使われていたので、鮮度があり、美味しかったです。

美術展に入る前に、ガイド音声を借りました。そのおかげで分かりやすかったです。
まず、ポンペイの町が火山噴火によって、埋もれていく動画が流れていました。その動画を見たとき、結構突然の出来事だという印象を受けました。
次に進むと、ポンペイの町がどのぐらいの栄え方をしていたかという説明に入りました。
紀元前の時代なのに、最新の文明や考え方の町でした。1つ1つ紹介したいと思います。
印象が大きかったのは、女性でも地位が認められていて、中には実業家として多くの人に認められた女性もいたことでした。また、選挙の時にも、女性の意見を聞くということもしていたみたいです。具体的には、立候補者を応援する、推薦演説に女性がなることもあったそうです。
次に印象的だったのは、富裕層には教養を重視する文化があり、多くの美術品が家に飾られていました。
お金などの物質を重視するのではなく、モノを多く知っている方がステータスがあったそうです。
そのことを知って、紀元前の人々には思えないようなモノの捉え方だと思いました。
威張っているだけの富裕層ではなくて、格好いいなと思いました。美術品を飾る目的が賢いと思いました。
医療面も当時としては発達していて、医療道具が複数あり、こんなのあるの!と目を飛び出しそうになりました。ポンペイの人々の暮らしぶりも豊かで、そこまで位の違いが感じ取れない様子でした。
キッチンがある家は豊かだとかの違いはありましたが、ある程度平等な印象はありました。
ポンペイ展を観る前は、火山の噴火による悲惨さを展示しているのかと思っていました。むしろ、生活の豊かさを紹介していたので、良い意味で予想を裏切られました。貴重な展示に行けて嬉しいです。

次は、フェルメールと17世紀オランダ絵画展です

6、フェルメールと17世紀オランダ絵画展は、夏の終わりに大阪市立美術館へ行きました。家族と、天王寺に行けてよかったです。祝日だったので、チケットを事前予約していきました。
ガイド音声も借りたので、絵の意味が知れて良かったです。
オランダ絵画が数々と紹介されていました。
色々観ていた中で、目に留まる絵がありました。ドレス姿をした女性が二人居ていて、レモン色のドレスを着た女性の表し方が繊細でした。女性の肌の色も実際に絵の中に居る女性に触れることが出来たら、ふぁっとしていて気持ちが良いんだろうなと思える筆遣いでした。私だったらべた塗りで終わってしまうだろうなと思いました。他の作品も女性の年齢を捉えていて婦人は優雅さがあり、少女は、可憐さを感じ取れるタッチになっていて筆一本で違いを出せれるオランダ画家たちは、器用だし観察力があると思いました。
色味がオランダ画家たちは特徴があって、はっきりしているけど、美しい書き方をしているなと感じました。
フェルメールの絵は最後に観ました。
生涯で35枚の絵しか残していないフェルメールでした。だからなのか、展示は、1枚となっていました。ですが、その1枚の絵画の中に隠された絵がありました。それが長年の修復作業から明らかにされたので世紀の大発見になりました。隠された絵が一つあるだけで描かれた意味が変わってしまうので、とても重要なことになるみたいです。
どうしてその絵が塗り潰されていたのか?は、今も大きな謎です。
フェルメールの絵画を見て、前から色鮮やかで惹きつけるなと思っていました。しかし、まさかあの絵画に塗り潰されたえがあるなんて、塗った人物は何か恨みや別の絵にしたいという思いがあったのだろうか?と考えさせられる展示となりました。修復作業に30年や、50年近くかかることを知って気が遠くなるような仕事だなと改めて尊敬しました。
フェルメールと17世紀オランダ絵画展は、フェルメールだけでなく、オランダ絵画も観れたので勉強になりました。国によっても描き方が違うのかなと感じられました。

次は、岡本太郎展です

7、岡本太郎展は、秋の初めに大阪中之島美術館に行きました。
平日の夕方から行ったので、16時前から17時半までしか観れませんでした。一応、一通りは廻れたので良かったです。平日の夕方でしたが、仕事終わりと思える大人の方が沢山居てました。ガイド音声をまたも借りたので意味が分かりやすかったです。岡本太郎は、漫画家の父と美術家の母の元に生まれた芸術一家でした。青年期にはフランスで芸術の勉強をします。フランスでは、抽象表現に惹かれて、影響を受けました。芸術のアイデンティティを確立させていきます。
帰国後には、対極主義を提唱して、2つの要素を1つの絵に入れて描くことでした。器械と生命(生物?)とかを一緒に入れ込むみたいな絵がありました。合っているかは良く分かりませんでしたが、対照的なモノを描くことによって、この要素があるからこの要素もあるみたいな印象を受けました。一方がなければもう一方は引き立たないし、逆もあると感じられる内容の作品の数々でした。かなり年を取ってきた頃は、縄文土器や縄文文化に興味を持ったみたいでした。その頃から、岡本太郎自身で写真を撮り始めます。写真は絵画作品同等に大事にして作品として取り続けたみたいです。日本の民族文化もフィルムに収めていきました。
太陽の塔の模型も飾られていました。太陽の塔を作成していた時は、3つの拠点を行き来していました。1つは大阪、2つ目は東京、最後は、海外でした。3つ、同時進行で作品作りに勤しんでいて、爆発的な体力を持っていたと思えます。最後に、音声ガイドには一人一人に、あなたに贈る言葉として、言葉が流れました。
私の場合は、運命の人は自分の中に相手を感じられる人や瞬間があるかということだと伝えてくれました。
たしかに、自分の中に相手らしさがあったり、逆に相手の中に自分らしさがあれば、その人や出来事に親近感や自分を見れる(感じる)時があるなと思えました。岡本太郎は、続きに運命の人は人物を探し出すものではなく、過去の出来事や、過去の人にもある。そして、一時だけでもそれらの運命の人に出会えれば、運命の人に出会い続けていると思っても良い。と付け足してくれたので深い意味になりました。
過去や過去の出来事を継続していけるのは、気が楽だなと思えました。ついつい、過去は終わったことと捉えていましたが、物理的にはそうでも、心では思っていて良いんだなと思いました。
参考文献:NAKANOSHIMA MUSEUM OF ART.OSAKA
です。

以上で、今年観に行った美術館の数々ー7選-パート2を終わります。
どれか気に入った内容があれば幸いです。
読んで頂きありがとうございます。
今回は、どの内容も均等に紹介できたのでどれも気に入ってます。

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪