蓼食う虫も好き好きと言いますが。
昔々、どこもかしこも田舎であった時代は身近なところに虫がいるのはごく当たり前でした。でもあちゃこちゃが都会になった今でも、虫君は存在しているんですよね。まぁ、今回はそういう話です。
虫と言っても夏はセミって感じの方、多いと思います。松尾芭蕉さんも、自身の俳句で
岩にしみいる蝉の声とよんでおります。昔のひとながら風流だなぁと思いながら、僕も短歌をひとひねり。
愛してる
声のかぎりに叫ぶ蝉
季節外れの 恋時雨かな
この書き込みを書いている季節は秋なんですけどね(笑)。
まぁそれはともかく、ミクロからマクロまでなんかいますわー
。
ぼくが子供のころにはカマキリを捕まえるのが楽しかったかな。
残虐な少年(?)だったのか、
コオロギ捕まえてはそいつらに食べさしていました。
狭い空間にカマキリとコオロギを二人っきりにしてたら、
やっぱ三角頭で鎌持ってるやつの横綱相撲
。いわばアントニオ猪木の前にごく自然にしろうとが両頬だして待機している感じだったんですわ。
あいつうれしそうな顔して喜んでました。
ブトムシの幼虫売りのオジサン
そういう小学校時代をすごした僕は、
もちろん学校の近くになぜか現れるカブトムシの幼虫売りのオジサンにも勿論お世話になりました。
でもね、幼虫育てるのなかなか難しいんですよ。
まぁ、某アニメのように、家で沢蟹育てるよりはよっぽどマシって感じではありますが。
腐葉土をペットショップで買ってきて、
小さな水槽に敷き詰めて長らく放置しときます。運がよければ成虫になりますけど、
たいてい失敗したっけな。
あるとき一度だけ、サナギになってカブトムシの形にはなりましたけど、
羽が可哀そうなことになってへっしゃんでいました。
まぁそれも大人への階段上る第一歩ですわ。
仮面ライダーストロンガー育てるのと同じくらい難しいんとちゃうかなぁ。
幼虫といえば、アゲハチョウの幼虫も近所で捕まえていました。
でも抵抗されてね。なんか
変な角みたいなやつ、ニョッキとだして、そいつの臭いがすげー臭いんです。
オヤジの靴下の臭いを昆虫化したといえば分かりやすいでしょうか。
でもともかくこちらも意固地です。
必ず捕まえて家に持ち帰っていたのを今でも覚えています。
そうした虫君たちに囲まれてすごした、多感な少年時代でしたが、
歳をとっても虫君には何かしらご縁があるようですね。
単に部屋にボケっと住んでいるだけでも未だに出会いがありますよ。
どちらかと言えばミクロなやつらばかりです
どちらかと言えばミクロなやつらばかりですけどね。でも、そういうやつら、こちらの痛いとこ痛いとこ狙ってくるんですよ。たとえば大枚はたいたセーターとかにそいつらの食い穴が発見されます。高いもの高いもの、なぜか安物のセーター、アクリルだからか?は無事なのです。ウールが大好きなのでしょうね。せめて蚕くんが糸を吐き出してくれるくらい愛嬌ってあればいいのに、、、。冬前に意気込んでセーター出して涙をいたしました。
ほかのやつらも案外グルメであります。
この夏はそーめんの束にやられました。
セーターと同じくってわけでもないのでしょうけど、
俺が買った安物のそーめんの束にはいっこもくっつかなくて、
親父からの頂き物のおいしいそーめんになる束には何故か虫がついていました。
秋前になった少し前ころに、ラストの温そーめんしよっ!って思ってキッチンの棚を開けたら
、見事に食い散らかされておりました。おい虫君よ!食べ物の恨みって恐ろしいんですよ!
まぁ皆さんは高級そーめんの束を保存するときには、
きちんと密封してくださいね。
家で出会う虫君の話でそんな中、テレビをつけてても昔は昆虫に出会えましたけどね。
いまの子どもたちもそうなのかな。
手前で仮面ライダーストロンガーの話に触れましたけど、
あいつはカブトムシをライダー化したものでしたね。相棒のタックルはテントウムシでしたわ。
石ノ森章太郎先生はとにかく偉大ですね。
昆虫バッタがライダー一号。
バイク乗ったライダーは僕たちこどもの憧れの存在であり、
ヒーローでありました。ライダーごっこやライダーキックしてた頃が本当に懐かしいです。
まぁ今回は虫君についていろいろと触れてみましたが、
虫君って人間とどこか共存してるとこってありますわ。
古代からいてたし。バッタがモデルでありましたライダー一号も、
平成になってからいろんな仮面ライダーが出てきてますけど、あれば絶対に蓼ではないですね。
ぼくも久々に日曜日、早起きしてライダー見ましたけどとにかく楽しいし、面白い。
ライダーって昔は子供たちの憧れでしたけど、
いまのライダーは老若男女の憧れになりましたね。
若い女性に特にストーリーとか俳優で大人気のライダーが何人もいますね。
最後になりますが、虫嫌いなあなたもライダー見てたら蓼でないと本当にわかりますよー。
結論、本物は最高に面白い。