The Black Dahlia Murder、Trevorの訃報

突然の訃報

あまりに突然の訃報に言葉が出なかった。

先週の木曜日に、以前カキコミで紹介したアメリカのメロディックデスメタルバンド、The Black Dahlia Murder(ザ・ブラック・ダリア・マーダー)(通称ブラダリ)のヴォーカル、Trevor Strnad(トレヴァー・スターナド)が自〇によって亡くなったというニュースが流れてきた。41歳だった。

上島竜兵氏の自〇の訃報のちょうど翌日だった。

頭がついていけず、物凄い喪失感と虚無感に襲われ、約三日は茫然としていた。

亡くなる前日までFacebookなどを更新していたトレヴァーがどうして突然に、、、

病気や事故ならまだしも、上島氏もトレヴァーも自〇だったということが本当にやるせなく、悲しかった。

ブラダリは本当に思い入れのある大好きなバンドであったし、今月は去年亡くなった祖父の一周忌もあるしで、本当にメンタルが崩壊しかけていた。

 

有名人の自〇

トレヴァーはブラダリの顔、フロントマンであっただけでなく、おおらかで誰にでも優しく、明るくひょうきんで、後輩バンドたちへの資金を援助してあげたりと、皆から愛されていた。そしてメタルバンドのヴォーカルというだけでなく、彼自身も相当のメタルマニアだったことや、日本のゲームが大好きで、ファミコンソフトの熱心なコレクターでもあったことが知られている。

しかし、最近母親を亡くしたことや、アルコール依存で鬱状態であったこと、ネットでは容姿について「デブ」だのなんだの誹謗中傷を受けていたとも言われている。(個人的にはあのぽっちゃり体型がトレヴァーのかわいい所だと思っていたのに)

しかしこれらが彼の自〇の直接的原因かどうかはわからない。悲しみ、苦しみというものは本人にしかわからないのである。

上島竜兵氏もトレヴァーも、明るくひょうきんな性格であったが、その裏では我々が計り知れない苦悩や闇を抱えていたのかもしれない。

自〇によって亡くなった有名なアーティストは多くいる。リンキン・パークのvo. チェスター・ベニントン、ニルヴァーナのカート・コバーン、そしてX JAPANのhide。

どれだけ世界のトップに登りつめようと、いくら富と名声を欲しいがままにしようと、ちょっとしたことでも人間は自〇の道へと走ってしまう。

 

自〇への対策

僕自身、本気で未遂をしたことがあるからこそ、安易に「自〇はいけない」「皆が悲しむ」なんて無責任な言葉はかけられない。その人の苦しみはその人のものであり、その人にしかわからないものだからだ。

有名人の自〇のニュースが流れるたびに政府のこころの電話とかいうサービスの話が出てくる。しかし現実にはなかなか電話が繋がらない、繋がったとしてもまともに話を聞いてもらえない、などの話はよく聞く。その人を完全に救えることは出来なくとも、話や相談をするだけで、もう少し生きてみようか、という方向に向かう可能性もある。政府の自〇対策も、もう少し考えていかなければならないと強く感じる。

ありがとう、トレヴァー

R.I.P.

日本のメロデスバンド、the Art of Mankindによるブラダリのカバー

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪