思い込みに注意!

不登校娘

保育園時代から集団生活に馴染めない8歳の娘は、小学校1年の3学期からは、完全不登校となりました。
小学校2年生になったときは、週1日昼から登校するを目標に1年間そのリズムが身についていったのです。
そして、この4月から小学3年生に進級した娘は始業式は午後1時に行き(皆が帰ったあと)新しいクラスと、担任の先生に会い
教科書・提出物の書類・担任が決めた1年間のテーマ(太陽)の絵に名前を書く。始業式の日はそれで終わりました。

担任から、1年生の時にお世話になった先生が移動になったので、みんなでお手紙を書いて先生に渡すという宿題がだされました。翌日は離任式で先生がいなくなるから、手紙は書いてね!持ってこれそうなら学校にきて無理なら木曜日でもいいよ。
明日、学校どうする?と聞かれていました。

娘は少し考えて4時間めから行くと張り切っていたのです。始業式から帰ってきた娘は、さっそく手紙を書いて便箋にイラストやデコレーションもしていたのです。ところが、翌日の朝は激しい雨が降り時間になって起こしても目覚めない。そんな状態だったので学校は休むだろうなと。連続で登校したことないしって思い込んだ私は、休みますの連絡をいれたのです。

娘が目覚めたのは12時前。そして、まだ提出するものが出来上がっていなかったので続きをやり始めました。お昼ご飯を食べている時に、娘が学校は何時から?と聞いて来たので「休むんじゃなかった?」そういうと、休むって言ってない。行くって言ったのにと大泣き。慌てて準備をして行きました。

私も先生もびっくり!

思い込みって怖いですよね。親の私自身、大雨の日は気分が下がると言って登校日でも休んでいたからてっきり休むと思っていたのです。そして、支援級の先生も雨だから今日は来ないだろうなって大人の勝手な思い込みが子供のやる気を阻害しているのかもしれないですね。

昨日、今日は午前中の授業のみ。そんななか、不機嫌な娘を連れて1時に学校へ行きました。先生も驚いていましたが、本人のやりたい!を応援してくれて、認めてくれる。不機嫌だったけど最後は笑顔になった娘でした。
私の頭の中では、行かないのが当たり前になっていて登校するってことに気持ちが前向きになっていなかったのが正直な話です。

今までも、前日の夜は学校へ行くと張り切って言うのですが当日の朝になると、やっぱり休むと言って行かないことが度々ありました。

多くの親御さんが悩むこと

今は、不登校の子がたくさんいてるという話を聞きます。身近に目にした事がない分、自分だけの子が行かないのではないか。この子は、いつになったら学校へ行くようになるのか。そんなことばかり考えていました。
歩はゆっくりゆっくりですが、確実に成長をしていると実感しました。

大人でも会社に行きたくない、休みたいと思うことがあると思います。子どもだって行きたくないという気持ちになってることもあって当然ですね。なのに、子どもが学校に行きたくない。休みたいというとなぜ行きたくないのかと詰め寄ってしまうことがあります。

私も初めはそうでした。でも本人の気持ちを大事にして、寄り添いながら忍耐強く待つしかないなと思いました。
不登校のお子さんをお持ちの方が、少しでも励みになるように私はここに記しておきます。

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪