気象病

頭痛とめまい

昨年の6月ごろ、ちょうど梅雨時期で雨が降る日が何日か続いたときに、突然、めまいと吐き気、頭痛になりました。
その日は外出中で、どこかお店に入って休まないと倒れそうなくらいだったのです。

それから数日後に再び同じ症状がおきて、自宅で1日中寝た切り生活を送っていました。今まで経験したことがない体の変化。
午前中、晴れていて心地よい朝を迎えてもお昼くらいには頭が締め付けられるような痛み。夕方に雨が降りだすと症状がなくなる。

もしかして、世間でよく聞く気象病では?と思いました。それから天気予報で雨予報だったり、晴れが続く予報であっても
突然、襲ってくる頭痛やめまいが急におこった日は必ず数時間後に雨がふるという体験をしました。

あまりにも症状が酷くつらいので、定期通院している精神科の先生の相談したところ「気象痛」といわれました。
症状が酷いので、漢方薬「五苓散」を処方されてから天気予報をみて雨が近づくなという時には予め五苓散を飲むようにしました。

天気が崩れる予報で恐怖心が出る

五苓散を処方してもらった時に調剤薬局で薬剤師と気象病の話をしていると、薬剤師の方も同じく気象病だとわかりました。
漢方薬を飲むタイミングとして、天気予報をみて雨が近いときに五苓散を飲む方が効果が期待できると聞いてから私も薬剤師と同じ様にして薬を飲もうと決めました。

決めたのはいいのですが、そのことにより天気が崩れる予報を見る度に「薬を飲まないと辛い思いをする」と考えるようになってしまい、明後日は雨予報だらか予め飲んでおこう。こんな日々が続くようになってしまいました。

漢方薬の種類にもよると思うのですが、たいていは空腹時に飲む方が効果が出やすいと聞いていたので天気予報を見る度に
薬‼飲まないと、あの眩暈や頭痛が怖い。吐き気も嫌だと思って、一時期は天気予報=漢方薬と結びついて頓服で処方されているのに、毎日飲んでいたことがあります。

ですが、落ち着いて考えてみたら「気象病」で頭痛が酷くなってしまったら「痛み止め」を飲めばいいんだ。
漢方薬の効果が現れるのがゆっくりなら、即効性のある「痛み止め」を飲めば大丈夫なんじゃないか?そう思うようになってからは、恐怖心が少し和らぎました。

無理はしないこと

私は、19歳で難病ななってから現在まで病気とは縁がきれない状況になってしまいました。
一つ病気が増えるごとに悲観してしまい、自分が嫌いになることもありました。今でも病気の症状が落ち着いていたのに
悪化してしまうこともあって、その度に落ち込んでしまいます。

一つ経験者としていえることは、自分の体は自分がよくわかっているはずだから無理はしないことだなと思いました。
私はADHDという特質上、やるべき事を後回しにしがちで優先順位のつけ方が苦手な面があります。
できないであろうことを同時進行でやってしまいがちです。

一番に優先順位をつけるなら自分の体のことだど、ようやく気付くことができました。
それでも、ついつい無理をしてしまいこれくらいなら大丈夫だろうという思い込みで無理をしてしまう。性格にもよるのかな。これからも自分の体と相談しながら日々を過ごしていこうと思います。

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪