不登校

学校に行けない‼

学校に行けない!
夏休み明けに「行きたくない」突然そう言われたのは夏休み明け始業式の朝です。
なぜ、行きたくないのか話を聞きました。学校に行くと頭が痛くなる、周りの声がうるさすぎる、昼休みは特に大きなお姉さんやお兄さんの声がうるさすぎる。

ひとまず学校に連絡を入れて、その日は休みました。担任や支援の先生と相談して「うるさい時はイヤーマフを着ける」
一旦、登校してどうしても辛い時は保健室登校でもいいので登校すると決めました。

そう決まったのですが、イヤーマフを着けていても声は聞こえる。前日の夜までは「明日は学校へ行く」そんな言葉を聞くのですが、翌朝、目覚めて朝の支度も終わり登校時間になると「頭が痛い、お腹が痛い」やっぱり無理。
週4登校から、週3登校になり、2学期もいよいよ終わりになるころには週2登校になっていきました。

冬休みに入り、3学期になるとまったく登校しなくなってしまいました。私自身も鬱病が出始めて体調が芳しくなく付き添い登下校ができなくなったのも、娘が不登校になった一因じゃないかと悩みました。

親子で葛藤

今は、不登校の子供が多いと聞くし、保育園時代のママ友のお子さんも小学校1年から不登校だと聞いていたので「個性の時代」と考えて無理に行かせなくてもいいかと、あえて学校へ行く事に拘りを持たなくなりました。本人が行くと言い出すのを
黙って待つと決めました。

決めたのはいいのですが、部屋から一歩も出ることなく昼夜逆転になっていき昼まで寝る、夜は1時、2時は当たり前になっていき、さすがにここまでになると子どもの成長に影響が出るのではないかと考えるようになりました。

半年に1回の児童発達外来の通院日の時に医師に相談しました。眠りやすくするために子供が飲んでも安全な薬を処方してもらい服薬を開始したのですが、まったく効果なし。

その薬は、メラトニンを生成して眠りやすくするというものだったと薬剤師に聞いて初めて知り、日中は可能な範囲で10分でもいいから日光を浴びることと言われなした。

娘と話し合って、散歩をしようと決ましたが実行したことは一度もなく、私が躍起になって外出は?と促せば「面倒臭い」の
言葉が返ってきました。

子供が面倒臭いってなに?

7歳の子供が面倒臭いってどういう事?娘を責めていました。「ほんの5分や10分、ベランダで日光浴するだけでいいんだよ」
そう諭しても、後でと言われ続ける日々。私が「今日も日光浴できなかったね」というと、娘は「ごめんなさい」この繰り返しが半年以上は続きました。

娘がこんな風になったのも私のせいだ!学校へは無理してでも連れて行けばよかったのか。悩みは尽きません。そうこうしているうちに、3学期が終わり1度も登校することなく2年生になりました。始業式へは、生徒が下校した時間帯に学校へ行き
2年の担任と支援の先生の紹介をしていただいて、学校へは本人が来やすい日や給食を食べにくるだけでもいいよと話してくれましたが、最初は登校渋りが多かったです。

そこで親子で話し合った結果、毎週木曜日の5時間目に登校して、教室には行かず直接、支援級へ直接行き授業を20分、遊びを20分することで、学校が楽しい場所だと知ってもらう努力を先生がやってくれていたおかげもあり、2年生では週1回の登校ができるようになりました。

来年度から3年生です。正解、不正解がないのが子育てだと思いますが子どもが学校へ行かないってなると、育て方が甘かったのかと今でも思います。

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪