阪神ドラフト2023年に獲るべき選手は?

阪神はドラフトで強くなった

さてプロ野球好きにとって欠かせないイベントがドラフトです。個人的にはペナントレースと変わらないぐらい興奮をする出来事で、スカウトにとってのお正月だと言われているくらい重要なイベントですが、阪神が2023年優勝をすることができたのは、このドラフトのおかげだと断定してもいいぐらいです。
金本阪神の頃から、ドラフトで中心選手を獲って、手っ取り早いFAやトレードでチームを構成するわけじゃなく、育成をして勝っていこうという風に変わりました。その結果金本阪神の最初のドラフト一位で獲ったのが大山で、矢野阪神の2020年ドラフトでは神ドラフトと言っていい選手たち、佐藤、伊藤、村上、石井、中野といった優勝に導いた選手たちを獲って、チームはがらりと変わりました。
岡田阪神の船出でもドラフト一位で森下を獲って、クリーンアップが森下、大山、佐藤という全員ドラフト一位という変貌を遂げ、改めてドラフトの重要性が見えてきました。
この良い流れを止めないよう2023年のドラフトも重要になってきます。阪神はどのような戦略を持ってドラフト2023を迎えるべきでしょうか。それを次から考えていきたいと思います。

黄金時代と暗黒時代は紙一重

ドラフトを考えるにあたって重要なのは現実的な即戦力補強と、未来志向のチーム構成を両方考えていかないといけないということです。
まず即戦力補強。阪神で気になるのは、リリーフの年齢が、岩崎、岩貞、島本、加治屋、などの重要パーソンが年齢が高くなっているということです。ここはぜひ補強したいところです。くしくも今年のドラフトは大学生投手が豊作の年なので、僕はリリーフ向きの即戦力投手を上位で獲っていって欲しいなと思っています。
そしてさらに重要なのが未来を見た、5年後のチームの編成です。実は阪神は黄金期に突入しているように思えますが、戦力が30代前半から25歳ぐらいのボリューム層に偏っているので、5年後彼らがベテランの域に入っていくとなると、途端に危ないチーム構成になっていると見るべきでしょう。
これからのドラフトに失敗し、5年後90年代みたいな暗黒時代に突入することだって、考えなければいけないと思います。
今は強い、でも将来は危ないかも、そんな状態を見てどんなドラフトをしていくべきか? 僕は強い時こそ高卒選手を獲って、未来に向かって育成をしていくべきではないかと考えています。

強い時こそ高卒選手を獲ろう!

特にこの考えは、梅野や坂本がベテランの域になってきている捕手に当てはまると思っています。キャッチャーというポジションを考えるうえで、経験は重要なので、盤石な二人がいるうちから2軍で育てる、若い高卒捕手を獲るべきだと、思います。
これは1、3塁のポジションや投手にも当てはまると思いますので、その辺を3位以下のドラフト順位で獲っていくべきでしょう。
最近の阪神のドラフトの優秀さを見て、スカウトたちの目は確かなので、いい高校生を獲ってくれるのではないかと、願っています。
2025年後に尼崎に新しい2軍のスタジアムもできるというので、これからも育成で勝っていくという未来が見えます。このドラフト&育成で勝っていくというのはオリックスもそうなので、これから野球界のトレンドになっていくのではないでしょうか。
トレンドに乗れている阪神。今年のドラフトも大注目です!

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪