富田投手の開幕ブルペン入りを『予測』していた
2023年開幕ブルペンピッチャー陣入りを果たした、ルーキー富田を見て、僕はやはりそうなのか! とうなりました。
富田投手のことは2022ドラフトに選ばれた時から注目をしていました。
それは富田がドラフト6位で指名をされたからです。
この阪神のドラフト6位、実は最近凄いことになっていることに、阪神ファンならば気づいている方も多いと思いますが、まずWBCのメンバーにも選ばれた湯浅投手が2018年の、中野内野手が2020年ドラフトの6位なのです。
これちょっと凄くないですか。WBCに選ばれるぐらい凄い選手が6位という、下位のドラフトで指名されているなんて、偶然の一言では済まされない『魔力』を僕は感じます。
最近のドラフトで阪神の6位で指名されたのは、他にも2015年が岡田監督からも熱い視線を注がれている板山外野手、昨年の2022年開幕2戦目に先発で投げた小川投手も6位なので、この阪神ドラフト6位魔力説が現実性を感じます。
この阪神ドラフト6位には、昔にはあの大物がいます。
掛布もドラフト6位!
そうです。ミスタータイガース掛布も、ドラフトの順位は6位だったのです。
これはもう阪神のドラフト6位魔力がある説が、立証されているといってもいいでしょう。
その他の大物といえば近年は岩崎も2013年、原口も2009年に6位指名されているので驚きです。
こうなってくると是が非でもドラフト6位で誰かを取りに行くべきではないかと思いますが、近年以降でも6位まで指名がなかった年が結構あるので、今からの視点からするともったいない感じがします。
阪神スカウトたちは自分らの視点を信じて、これからは6位まで必ず指名するという戦略を取るべきです。
それぐらいこの『魔力』には魅力が詰まっていると思います。
ドラフトはやってみなくちゃ分からない
この下位でのドラフト選手の活躍。一体どうしてこんな状況になるのでしょう。
僕が考えるに、結局ドラフトはフタを開けてみなくちゃ分からないという側面があるというのが、答えなのではないでしょうか。
最近だと2017年のドラフトで、7球団の一位指名を集めた清宮よりも、外れ一位となった村上の方が史上最年少の三冠王を取るまでの活躍をしたように、プロでも目線を間違えるという事例があります。思えば坂本も山田も外れ一位です。
そんなやってみなくちゃ分からないドラフトの中で、比較的上位で補強できるポイントは抑えて、後にロマンを残すような指名順位となるのが、阪神の場合ドラフト6位なのではないでしょうか。
とにかく下位指名でもいい選手が取れるということを証明できている阪神スカウトは、自信を持って6位まで毎年指名をするべきです。
取った分だけクビになる選手が出てきますが、それは新陳代謝を高めているというプラスの面もあると思うので、魔力を信じて指名しましょう。
阪神のドラフト6位これからも大注目です!