自分と向き合い始めて~その3~

答えにたどり着くのに必要なのは、過去の自分だった。

学生時代も、社会人になってもうまくいかない毎日。

自分を探すも答えが見つからず苦しい毎日でした。

そんな時、心理士さんと話す中で気づいたことがありました。

それは「自分を見失ったまま、成長した私」が今ここにいることでした。

私は過去に感情も、存在も、何もかも押し殺していたみたいなのです。
これは私自身意識的に押し殺したものではなく、無意識に押し殺したものでした。

そして一度過去の自分と対面することにしました。

過去から現在へ。自分を見つめて感じたこと。

過去の自分は何を思っていたのでしょうか。

そこにいたのは一人で寂しそうに砂遊びをする少女でした。

その子と話すうえで彼女が語ったこと。

「誰も遊んでくれないんだ。」「私が話しかけるとね、みんなどこか行っちゃうの。」
「いい子にしてなきゃ、ママもパパも怒っちゃうから。」と泣き出して語るのです。

その時に自分探しの答えがわかったのです。

過去の自分を癒さないと現在の私は成長しない。

ハッと空想から戻った時、現在にいる私は涙を流していました。

その時気付きました。「私が過去の自分を癒してあげなきゃ」と。
そうでないと、現在の私もきっと癒されない、と。

私がたどり着いた答え。それは「過去の自分」にありました。

まだまだ旅の途中ですが、少しずつ過去の自分と向き合いたいです。

~完結~

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪