阪神中継ぎサウスポー列伝

中継ぎサウスポーが好きな僕

僕が阪神ファンになったのは、古溝という中継ぎサウスポーを見て、『左投のピッチャーってなんかカッコイイよな~』という何となく好きになったのがきっかけで、いつの間にやらどっぷりのめり込むことになったのが理由です。

なので今回は、僕が本格的に阪神ファンになった90年代以降で活躍をした、中継ぎサウスポーについて書いていこうと思います。

まず90年代の暗黒の時代だった阪神を支え続けた中継ぎサウスポーといえば、まず田村でしょう。

アンダースローから投げられる投球の凄さは素晴らしかったのですが、阪神が暗黒時代だったこともあり、今日では忘れられている存在になっているのが、ファンとして納得がいきません。

チームが勝てない中、健気に投げ続けた田村。同じ左投の弓長、右投げの猪俣なんかと共に、ファンとして忘れてはいけないでしょう。田村よ永遠となれ!

さらに、阪神の暗黒時代の末期を支えた中継ぎといえば、遠山と葛西でしょう。

特にサウスポーである遠山は、巨人のスター松井をよく抑えていた松井キラーでもあり、人気を発していました。チームが勝てなくてフラストレーションが溜まる中、松井を抑える姿は爽快でした。

ですが、こんなにも頑張った中継ぎサウスポーたちが報われる優勝はなくユニフォームを脱いだのは、無念の一言です。
 
でも、僕たちは忘れていませんよ、皆さんの頑張りを! 暗黒時代の中継ぎ投手たちに花束を!

優勝をした時の中継ぎサウスポーといえば?

そんな暗黒時代を抜けて2003年、05年度の優勝を支えた中継ぎサウスポーといえば、ジェフ・ウィリアムスでしょう。

特にJFKの一角に名を残した05年度の素晴らしさは、もはや伝説です。

サイドスローから投げられるスライダーの切れは恐ろしいぐらいで、曲がりすぎて右バッターにデッドボールを与えるという衝撃の変化球でした。

そのような活躍もあり、アテネオリンピックではオーストラリア代表として日本の前に立ちふさがり、見事に抑えたのを見て、改めて敵として迎えるのは怖い選手なんだなと、記憶に残りました。

そんなウィリアムスは現在、駐米スカウトとして球団との関りがあり、今年のキャンプも沖縄までわざわざやってくるという阪神との親密っぷりが、嬉しくて仕方がありません。

伝説のサウスポーは、現在でも阪神で裏方として活躍をし続けています。

現在の阪神の中継ぎサウスポーといえば?

その後、優勝はなく、その中で高橋や島本といったサウスポーが活躍をしましたが、そんな中継ぎサウスポーの現在の代表格といえば、岩崎でしょう。

球持ちの長さからくり出されるボールの切れは素晴らしく、長年阪神のブルペン支えてくれている頼もしい選手です。

そんな活躍が認められて、一昨年の日本オリンピックにも選ばれて、好投をしたことも忘れられません。

そのような岩崎が田村みたいに優勝の美酒を飲まずに、ユニフォームを脱ぐということは、ぜひさけて欲しいです。

今年は去年トミージョン手術から復活をした島本や、ソフトバンクから来た渡邊、先発候補組から零れ落ちた場合の岩貞、大竹、及川といったサウスポーもいるので、何とか一年持つのではないかと思っています。

たぶん今年は八回の男、岩崎が継投をしてチームが「ARE」をする。そんなシナリオを今から楽しみにしています!

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪