最近の新人は成長が早い
新年が始まりプロ野球界での最初の話題が、新人選手の合同自主トレと寮入居です。
その中でも阪神の話題といえば、ドラフト一位で取ったルーキー森下で、背番号も前に鳥谷が付けていた1番という期待感もあり、注目です。
なので、今回はその森下が一年目から活躍できるのかどうかについて、書いていこうと思います。
まず最近の球界の傾向として、新人選手の活躍する早さが高まっているということです。
ロッテの佐々木朗希、松川、オリックスの宮城、ヤクルトの長岡など、高卒で入った選手が次々と活躍をしていっています。
この傾向は、ちょっと昔まであった、高卒ルーキーは四年間大学に入ったと思って、2軍で体力づくりから始めようという風な考えが普通でしたが、最近のウェートトレーニングや、ユーチューブでプロの選手の体作りが簡単に調べられるようになった結果、ドラフトにかかった時点で体作りがもう出来上がっているというのが、新しい傾向として上げられます。
最近のルーキーたちは、まだまだ体作りから始めるという『ゆとり』ではなく、すぐに戦力になるピースとして、考えられるのではないでしょうか。
高卒が活躍が早くなった。ならば大卒のルーキーはどうなのか? それを次に書いていこうと思います。
大卒はもう一年目から活躍が見込まれている
最近の大卒ルーキーの特徴、それは一年目から活躍が期待できるということです。横浜の牧や阪神の佐藤輝明など、やはりこちらもウェートトレーニングの成果があり、一年目から戦力になっているということです。
これは前までの打者のルーキーは、プロのピッチャーの球のキレについていけず、なかなか活躍が難しいというのが定説になっていましたが、その常識もどうやら古くなっているようです。
そうなると、もう新人選手は、鍛えるために取った『お客様』ではなく、バリバリの即戦力だと考えてもいいでしょう。
ならば、大卒ルーキーの森下も続くのではないか、という期待感を持ってしまいます。
特に森下は中央大出身なので、牧と同じルート(牧はドラフト2位)をたどっており、大学全日本の4番をどちらも打っているという共通点もあり、期待してしまいます。
ちなみに、大山や梅野も大学全日本の4番を打っていたので、いいアドバンテージを感じます。
そうなると森下もと期待感は上がる一方ですが、具体的に来年森下がどういう風に起用されるのかを次で書いていきたいと思います。
期待いっぱいの森下の現在地点
森下はスラッガータイプで、三振が多いというデータがあるので、そこは不安です。しかし、四球はよく選んでいるという傾向もあり、粗さがいい部分で出ればいいなと思います。
そんな森下を語るうえで外せないのが、右打ちの外野手だということです。
阪神ファンならもう知っている情報ですが、サトテルが三塁にコンバートされるので、ライトが今年空いているということです。
そこでのライバルは高山、島田、井上、新外国人のミエセスといったメンバーですが、井上と外国人助っ人以外は左打者ばかりなので、右打ちの森下にはアドバンテージがあります。
さらに阪神のレギュラーは、近本、中野、サトテル、ショートの候補、小幡、木浪、など左バッター多いので、右打者というだけで貴重性があります。
そう考えていくと森下は一年目から起用される可能性が高いという風に見えます。
特に、甲子園の浜風は右バッターには優位に働く特性があり、それも加味すると一年目から、ホームラン10~20本ぐらい打てるのではないかと夢がふくらみます。
そして、岡田監督は新人は起用するタイプの監督だということも、森下に運が向いています。
そんな『浜風』が吹いている森下が、新人王を取るような活躍ができれば、『アレ』が見えてきます。
あんまり新人に期待ばかりかけてもいけませんが、新年にもなりましたし新人に夢をたくしましょう!