映画 余命10年

友人に勧められた小説が映画化

大分前になりますが、余命10年という映画を観ました。
映画化になる少し前に、小説を先に読んでいました。
やはり、映画と小説では設定が少し変わっていました。その部分だけは少し物足りなさがありました。
しかし、大部分は素敵なお話しでした。

今からは、あらすじを書きます。
ここからは映画のネタバレがあります。

余命10年の筆者は、小坂流加先生です。
この物語は、筆者自身の体験をベースに書かれています。
20歳の茉莉(まつり)は、余命10年の病に掛かってしまいます。
その病は、映画を見る限り肺高血圧症だと思われます。茉莉は何種類もの薬を服薬するという病状になっていました。そんなにも薬を飲んでいるのに持ってあと10年と宣告されました。
しかし、茉莉は生活をすることを諦めませんでした。死への恐怖を抱えながらも20歳の人生を全うしようとしました。
家族に心配されても、就職できるところはないかと面接を受けました。
しかし、どれも不採用でした。

そんな時に大学時代の友人に小説を書いて出版することを勧められました。
最初は、友人に病気のことを知られたくない思いから躊躇します。

小説のことを悩んでいるときに、同窓会があり中学時代の同級生和人(かずと)と再会します。
同窓会終わりに、和人がお酒で酔いつぶれてしまっているところを見かねた、茉莉は介抱して一緒に帰ることになります。
次の日ぐらいに、和人がマンションから飛び降りたとの連絡を別の同級生から受けました。
急いで向かうと派手に骨折した和人が病室で寝ていました。
茉莉は、訳を尋ねました。すると、和人はもうしんどいと言いました。
出来損ない過ぎて生きている価値が自分にはないとも言いました。
茉莉は、和人の言葉を聞いて怒りがこみ上げてきました。茉莉は、思うままに反論すると、病室を出ていきました。
病室を出た茉莉は、小説を書くことを決心しました。直ぐに出版社に行き、大学時代の友人と会い、編集長とも話をして契約をしました。

和人は茉莉の言葉に感銘を受け、茉莉に逢いたくなり同級生通して、3人で会うことを決めます。
念願の茉莉との再会に喜び、まずは謝罪します。茉莉も悪かったと謝り、その日は他愛のない話をするつもりでした。が、和人の何気ない質問で茉莉は凍り付きます。
病院で茉莉を見たというのです。病気のことを知られたくない茉莉は何とか誤魔化します。
その場は何とかなったので、帰りました。

その後、何度か和人から連絡があり、二人はよく遊ぶことになります。何か月か経って、和人は告白しようとしますが、茉莉に遮られてしまいます。
茉莉は、付き合っても最後は病で死ぬのだから付き合いたくないと思っていました。
和人は、茉莉の病気を知らない為、ショックを受けてました。
更に経って、とうとう付き合わないのはおかしいと思った和人は、茉莉の気持ちを聞きました。
付き合いたくないと言われた和人は諦めます。しかし、諦めても諦めきれない和人は再度、茉莉に会いに行きます。
さあ、大分長いあらすじとなりましたが、茉莉と和人はどうなったのでしょうか?
是非、本作品を診て下さい。
今は、DVDなどで観れます。

下には、感想を書いているので良かったら続きを読んでください。

映画 余命10年 感想

あらすじはいかがでしたか?
ここからは映画の感想を書きます。

あんなに薬を服薬しても治らない、寧ろ段々と悪化していくなんて生きる希望が無くなりそうです。
しかし、茉莉は人生を最後まで全うしようとしていました。小説を書くのは体力がいります、体力が落ちていく中、精神力と気力でカバーしていたとなれば、凄まじいエネルギー、生きる力を感じられました。

好きな人を思って故の、付き合わない選択をし続けるのは、愛を感じられますね。衝動的に付き合わないというのは、精神が高いと思います。自分も大事だが、相手を思っての選択は難しいものがあります。
分かっていても、好きだから傍に居て欲しいと思うこともあるはずです。

私は、余命宣告はされたことないので、良く分かっていないのですが、余命宣告をされた患者には感情の段階があるみたいです。家族や親しい人にきつく当たったり、周りもショックな気持ちになってしまうようなことを言ってしまうということが起きる時期があります。
茉莉も家族にきついことをいう場面がありましたが、葛藤して整理がつかないからなんだろうと思いました。

もし、家族に病気が見つかり、そのようなことが起こったら、感情的にならずに接しようと思いました。
自分に起こっても焦らず冷静に自分の気持ちを受け入れようと思いました。

いかがでしたか?
ここまで、読んで下さりありがとうございました。
少しでも、楽しかったや、良いなと思ってもらえれば幸いです。

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪