映画 トロイ
私が「トロイ」という映画を見たのは中学生くらいのころだったろうか。
当時はその映像のスケールに圧倒されたものだった。
まずは冒頭のシーンからしてギリシアの大地を埋め尽くさんばかりのスパルタとトロイの両軍の軍勢である。
この映像が当時中学生だった私の心に刺さった。もうね震えるよね!そして両軍のトップ同士の話し合いによって一騎打ちでの戦争の決着をつけることに決まるのだが…。というのが「トロイ」という映画の始まり。
その後、いよいよ主人公であるアキレスが登場するのだが、この男は寝坊して戦場に到着していない。(なにこいつ?)
しかしアキレスは初登場シーンは気だるげなのだが、それがかっこいい!
アキレスを演じるのはブラ・ピ、使いによこした少年とのやり取りが非常にクールなのだが、その辺りは映画を見て確認していただきたい。
寝坊して戦場にやっと到着したアキレスは敵軍の猛者との一騎打ちに駆り出される。
このアクションシーンが短いながら非常に良い!アキレスが走り出すシーンの躍動感たるや、本当に目の前でアキレスが生きて動いているかのようである。
一騎打ちはあっさりとアキレスが勝利し、冒頭から始まっていた戦争は終わりを迎えるというながれである。
ここまでが「トロイ」という映画の導入部分、主人公アキレスの顔見世部分にあたる。
この映画が好きな人はこの導入部分で心を掴まれてしまっているだろう。なぜなら私がそうだったからである。
歴史スペクタクル映画 古代ギリシャ…トロイ
古代ギリシャ…トロイを舞台に描かれた歴史スペクタクル大作、そう聞いただけで心が躍る、そんな方もすくなくないのでは?
そしてここからいよいよ映画は物語の本編へ迫っていく。
美しく無謀なトロイの王の子パリスは、他国の王妃を愛してしまい、奪って自分の花嫁にしてしまう。
この王妃を奪われた他国の王がギリシアを統率するスパルタの王アガメムノンの弟だったからさあ大変!スパルタとトロイは戦争状態に突入していく流れとなってしまう。
そして本作主人公であるアキレスも紆余曲折を経てスパルタ軍のトロイ攻めに従軍する事になる。
注目すべきはトロイ攻めに向かうスパルタ軍の大船団の威容!無数の船が集まって大船団を形成していく様はこの映画を見る醍醐味である。
こういう画が好きな人はおもわずうっとりしてしまう事間違いなし。なぜなら私がそうだったからである。
いよいよラストスパート「トロイ」
トロイ近海に押し寄せるスパスタ軍、アキレスとその一団は命知らずにも大船団から抜け出しトロイへ一番乗りを果たす、ここからが映画のアクションシーンの最大の見どころ。
浜にたどり着いたアキレスとその一団は、矢が雨あられと降り注ぐ中、盾を構えて隊列を組み、降り注ぐ屋の嵐から身を守りながら、盾の隙間から敵を目視し矢を射返した後反撃開始!
ここからの戦闘シーンでいえる事は、とにかくアキレス強すぎ!浜の宮殿にトロイの王の子ヘクトルをおびき出しヘクトル隊を壊滅させるぢ活躍!!!!
しかしアキレスはここで以外にもヘクトルを殺さず逃す・この判断がのちの悲劇に繋がるのだが、ここのシーンのアキレスの意外性が物語のスパイスとして非常に聞いているように思う。
その後トロイの王女プリアモスをアキレスが捕えたり、プリアモスの扱いを巡ってアキレスがアガメムノンと仲たがいしてスパルタに帰ると言い出したりして、ここから悲劇的な展開が待っている。
アキレスの兜を被ったアキレスの従弟をアキレスと間違いヘクトルが殺してしまうのである。
知らせを聞いて激昂するアキレス、これによりスパルタとトロイをそれぞれ代表する英傑2人による一騎打ちを演じることになる。
アキレスとヘクトルの決闘シーンは2人で結構長いシーン戦っているのだが無駄がないアクションで私は飽きることなく決着まで見届ける事が出来た。
アキレスはヘクトルに勝利し、ヘクトルの遺体をトロイに側へ引き渡し、プリアモスもトロイに返す。
この後とうとうとうとうトロイの木馬作成委が決行されて物語はエンディングへ向かっていく。
結末についても語りたいことは色々あるのだが、これは映画を見た者同士で語る事だと思うのでここでは敢えて書かない。ただ一言言えることは、スッキリ終わったなという印象だったという事だけである。
本当に面白い映画なので機会があれば是非手に取って頂ければと思う。
ちょっと長い映画163分です。