老後の資金がありません

「老後の資金がありません」小説

「老後の資金がありません」は、柿谷美雨による日本の小説、2015年9月に中央公論新社から発表された小説は、2018年3月文庫本となり2021年9月には31刷となって、ついに10月30日映画化された。

柿谷美雨 1959年9月生まれ 兵庫県出身。「竜巻ガール」で小説推理新人賞受賞してデビュー。高齢化や非婚社会、介護に遺品整理など現代が直面する問題を生活目線でドラマチックに描く小説で知られる。

いまや「人生100年時代」と言われる日本。
高齢になっても働くのは当たり前、年金や貯蓄だけで、
老後の生活は大丈夫なのだろうか。
社会の仕組みもどんどん変わっていく中、どんなに準備をしても、
不安は募るばかり・・・。
「老後の貯蓄2,000万円問題をだされて、久しい。」
生きていくうえでどんな備えが必要なのか?
そんな社会の最小単位である家庭の切実な課題、
現代社会が抱える最大の問題に、普通の主婦が立ち向かう!

この小説は、面白く、ためになる。

主人公 後藤篤子とその家族周辺に降りかかるトラブル。

普通の主婦が老後を豊かに過ごそうと思っていた矢先に、住宅ローン、娘の結婚、夫のリストラ、それと姑との同居など様々な金難におそわれながらも懸命に奮闘する姿を描く。

あらすじ

後藤篤子は、夫と二人の子供がいる一般的な主婦。
節約をモットーとしており、こつこつと老後の生活資金を貯めてきた。
そんなある日、舅が他界。

葬儀費用400万円近くを負担することとなり
、一気に貯金が目減りして気落ちしている最中、

パートの契約が更新されずクビを言い渡されて愕然とする。
追い打ちをかけるように、派手婚を望む娘の結婚式の費用もやりくりしなければいけなくなり頭を抱える。

夫の勤務先が倒産して失業。茫然自失のなか、
消費癖のある高級志向の姑と同居することとなった。

そして貯蓄がどんどん減っていく。

しかし最後はハッピーエンドでまとまります。
小説の感想:お金に関するさまざまな具体的な金額が出て、リアルだったし、参考になりました。
飽きることなく、いっぺんに読めました。お葬式の費用が人によって、これほど違うとは思わなかった。嫁、姑問題などありふれた話題もふんだんに入っています。

映画「老後の資金がありません」

(映画と小説では若干内容が異なります。)
本作の主人公・篤子役には天海祐希。数々の作品で、
できる女性を鮮烈に体現してきた天海が
、本作では、平凡な主婦の魅了を引き出す。

誰もが迎える問題にあたふたしつつも、
家庭を切り盛りする篤子を明るくコミカルなタッチで演じ切る。

主人公を大いに翻弄する面々の筆頭には、
姑役に芸能生活70周年を迎えた草笛光子。

自身のキャリアでも他にない異例の挑戦は必見!
夫役に天海とは初の夫婦役となる松重豊、

そして新川優愛、瀬戸利樹、加藤諒、柴田理恵、
石井正則、若村麻由美、友近、クリス松村、高橋メアリージュン、佐々木健介、北斗晶、荻原博子(経済ジャーナリスト)、竜雷太、藤田弓子、哀川翔、毒蝮三太夫、三谷幸喜などバラエティーに富んだ役者人が大集結。

見事な演技で魅了する。
主題歌は、氷川きよしが歌う。

きらびやかなステージと圧倒的な歌唱で幅広い人気を博す氷川が本作のために歌い上げた新曲「Happy!」は、
明るいサンバのリズムが鑑賞後の幸福感をさらに盛り上げる。
 メガホンをとるのは「こんな夜更けにバナナかよ 
愛しき実話」がヒットした前田哲。さまざまな社会問題を、独自の視点とリズミカルな作風で極上のエンターテイメントに仕立ててきた演出力を、本作でも発揮する。
 人生100年時代、苦難は事あるごとにやってくる。だけど、
泣いてばかりじゃいられない。

映画の感想:小説とは設定がところどころ違います。

やはり、映倫の関係もあるのでしょうか。
小説では結構きわどいシーンなどもあるのですが、映画ではうまくかわしてコミカルに演じています。最後は感動しました。原作とはまた違った味付けになっています。

参考文献
Wikipedia 老後の資金がありません 小説
映画「老後の資金がありません」公式サイト
https://rougo-noshikin.jp

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪