時代劇について

子供の頃に観た時代劇

 子供の時から人並みには時代劇を見ていた。「素浪人花山大吉」とかが好きで家族とよく見ていた。小学校になると「大岡越前」をみてそのスマートさに見ほれた。一方「水戸光圀」はワンパターンで今一つ好きになれなかった。それが先日「水戸黄門」を母と見ていて身を張って娘をかばう母を見て思わずほろりと涙してしまった。母はけろりとして涙する私を見て笑っている。私は歳をとって涙もろくなったのであろう。

鬼平犯科帳

家内の実家に行くと義父は時代劇をいつも見ていた。私は時代劇には興味がなかったのだが、つられてみているうちに「鬼平犯科帳」が大好きになってしまった。「中村吉右衛門」がなんとも迫力のある演技をしていて、家の中でも彼の立ち振る舞いをまねて家族から失笑されていた。フジテレビの同ドラマでは長年大活躍をする。「いつの世にも悪は絶えない…」のナレーターから始まるのだが、挿入される音楽が素晴らしい効果をもたらし、カメラワークも日本の良い所をうまく醸し出している。エンディングテーマは「ジプシー・キングス」の素晴らしい演奏で江戸の四季の市井を見事なカメラワークで映し出している。ストーリーも「池波正太郎」の小説を基にしているので飽きさせない。彼の小説はワンパターンではなく、火付け盗賊改め方の長官「長谷川平蔵」と彼の部下たち、それに元盗賊を更生させた密偵となった者たちと、悪者たちとのせめぎあいの異なる話が展開される。

黒澤明、大河ドラマ

黒澤明監督の日本映画が海外で評価され、海外でもコピーされた映画が上映されてきた。ぜひまた私も観てみたいと思う。
 歴史をたどるため勧善懲悪のストーリーとはいかないが、NHKの大河ドラマも面白い。こちらはもっぱら家内が夢中である。史実に忠実にストーリーが展開されるので、時には残酷な悲劇になることも多い。家内につられて私も観ている。依然と比べ喜劇風のドラマも多くなった。

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪