オリックス優勝連覇めでたい!から見えてくるもの

オリックス連覇は偶然ではない

関西のめでたいニュース、オリックスが優勝連覇をしました!その出来た要因としては、中嶋監督の”ナカジマジック”とも言われている、オーダーを110種以上変えてきたという、師匠の仰木監督を思わせる采配が一番の要因なのではないかと思っています。しかし、本質としてはオリックスがドラフトから変えてきた、選手を育成しながら勝っていくという策が実ったことも大きいと思います。

昔のオリックスは社会人野球出身の吉田を取っているように、社会人、大学生の即戦力選手を多く取る傾向にありました。

しかし、近年のドラフトでは高校生を一位指名してそこから宮城、四位で取った山本がエースになったりと、高卒選手を積極的に取るようになって、育成のオリックスに変貌を果たしました。

このトレンドは現代野球にとって、新しい勝利の方程式になっていると思います。佐々木朗希などを見ていると分かる通り、最近の選手はウェートトレーニングの成果も出ているのか、昔は高卒は育つのが時間が掛かると言われてきましたが、2年目ぐらいからブレイクを果たすという選手も目立ち始めました。

そうなのです。現代野球では高卒選手を育成しながら、勝利ももぎ取ることができるという、新しい時代になってきていると、オリックスの優勝を見て感じ取れました。

プロ野球は高卒の方がエリート

あとそもそもなのですが、高卒の選手は金属バットを使っているということもあり、本来の実力を見極めることが難しいとされていますが、モノになった時の凄さはメジャーリーグに行った選手を見れば一目瞭然です。

イチロー、松井、ダルビッシュ、田中将大、大谷翔平と、大物はすべて高卒選手。そうなのです、プロ野球は高卒の方がエリートなのです。

今のNPBを見ても、ヤクルトの三冠王、村上、山田哲人や巨人の坂本、岡本などを見ても高卒。高卒は育てる大変さもあるが、モノになった時の桁が違う。チームをスケールアップし強くなるためには、高卒選手が欠かせないことを、オリックスの優勝や、ヤクルトの連覇を見て心に染み渡りました。

ファンとしても、大物選手は大リーグに行ってしまう時代。その中で日本野球を応援する楽しみといえば、そんな大物たちが一流へ育っていく様を見届けることが、新しい応援方法になっているように感じます。

あの村上も二十歳の頃は三振をしまくっていた。そんなことが語れることこそが、現代野球を応援する楽しみと言えるでしょう。

阪神で高卒の大物は出てくるか?

さて、ここで話を大好きな阪神タイガースへ向けます。高卒を育てながら勝つというのが、新しいトレンドだと分かった時代。阪神も金本、矢野監督の育成路線を継承することを、新しい監督、岡田監督に求めていくというらしいので、それが本当にできるのか? について考えていきたいと思います。

まずピッチャーですが、これは明るい兆しがあると思っています。高卒3年目の西純也が6勝を上げて、プチブレイク。来年は大ブレイクを期待できます。その他にも才木、及川、森木(藤波は大リーグへ行くかもしれないので、棚上げします)とブレイクしてくれそうな選手がいます。その選手たちが先発ローテンションに回ったら、かなりフレッシュなイメージとなるので、今まで育成が下手くそだと言われてきた阪神の汚名返上となりそうです。

そして野手の方ですが、井上と前川に大いに期待したいですが、数的には物足りない。今年のドラフトで高校生野手を取って、未来を明るくすることを期待するのですが、ドラフトはくじ運とかもあるので、どうなるのか見守りたいと思います。

とにかく、最近の高卒選手は成長が早く、大物感が素晴らしい。なので、そんな選手を取って育成をして勝っていくというチームが、新しい野球界を制するというのを、オリックスの優勝から学びました。

ホンマ、オリックスの優勝がうらやましい。来年こそは優勝をもぎ取れタイガース!

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪