中学時代の思い出
小学校から瑞光中学校に進級
登校時、6人そろって登校。
1年生の授業は教室が荒れてしまい、授業にならない。担任の先生が叱っても反抗して胸をつかみかかる有様である。しまいには担任の顔面にパンチをいれ、流血騒ぎに。私は関わりたくないから黙って下をむいていた。担任も柔道部の顧問をしているから「そんなに暴れたかったら放課後に道場まで来い!」というのだが、敵もサルもの鼻で笑って担任をからかい続ける。
中学校の先生にはなりたくない。と痛切に思ったものである。
不良学生は、髪の毛を茶色に染めてダブダブの学生ズボン、裏地に竜の刺繡をいれた学生服。私はお近づきにはなりたくないタイプである。なによりいただけないのが授業妨害である。教師への反抗心がそうさせるのであるが、その後始末で授業がストップするのである。最初は教科書を先まで読むとか復習とかしていたがだんだん飽きてきて、隣の友人と将棋をするようになった。先生と彼らのいがみ合いの間は将棋である。
一度、不良の一人と帰宅したことがある。適当な話をして帰ったのだが、案外話が合い、こんな彼が荒れたのは御両親がおられず、祖母だけで育てられたためだと思った。
ある日、後者の裏でサッカー部の一人に絡まれことがある。びんたを張られ何故か「謝れ!」と強要されて思わず謝ってしまった。
また、校庭でいきなり顔を殴られた事もある。保健室にすぐ行って保健体育の女性教師じ事情を聴かれ野球部の一人に殴られたことを告げるとすぐに彼を呼び出した。「どうして手を出した?」彼「まあ、あいさつや。」
こんな理不尽なことでなぐられていてはたまらない。「狂犬」が徘徊しているような学校生活は恐ろしい。彼とは2年のとき同級になったが怖くて一言も話さなかった。最近噂では「傷害罪」で刑務所にまた入ったらしい。
六甲山へ学年ハイキングにいったことがある。我々が昼食も終わりくつろいでいたら「天下茶屋中学校」の行き先が書いてある観光バスがやってきた。中から華々しい不良ルックも面々が。どう見ても人数ではむこうの方が優勢である。こちらの不良とにらみ合いが続く。・・・と向こうの不良たちが休んでいる我々の方に突進してきた。こちらの不良学生は動かない。逆に隣からの不良学生が、髪の黒い一般学生たちにつかまっている。しばらくたって一般学生たちが包囲を解いてみたらそこには天下茶屋(以降天中)の不良学生たちがボロボロになって伸びていた。それを見た天中の残って不良学生はいきり立って再び瑞中の輪の中に突入してきた。結果はまたも無残な敗退。その時、天中の赤茶色の髪にロングスカートのスケバン連中がものすごい剣幕で離れたところから口喧嘩をふっかけてきた。「こわい・・・」その時、瑞中のやんちゃな女子連中が応戦する。見場映えはスケバンをは思えないが、口喧嘩での啖呵は完全に天中を上回っていた。 いりあったハイギングではあったがもっとも驚いたのは、瑞中にかえってからの反省会であった。
学年主任「今日の諸君たちの対応は実に適切であった。喧嘩をふっかけもせず、相手の挑発にものらなかった。よく我慢しました。」
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「ところで、一般学生で相手に手を挙げたものは挙手しなさい。
すると多く生徒が挙手をした。そのなかでも普段いじめられっ子だった生徒が多くいたのには驚いた。しばらく彼らが一目置かれたのは言うまでもない。