映画の概要と感想
カンヌ国際映画祭の男優賞に主演の役所広司さんが受賞された。
アメリカアカデミー賞(正式名称:映画芸術科学アカデミー)に作品がノミネートされた。
この映画を観るきっかけは、姉と母からの勧めだった。
二人は、観る人で感想が変わると思うから、聞いてみたいと言っていた。
観た理由としてもう一つは、東京の公衆トイレの清掃員を題材にした作品だから、
映像としてはシンプルな絵(シーン)になるのではないか?と思いどういう風な表現や話の展開なのかが気になったからだ。
観に行った感想は、主人公は寡黙なようであまりペラペラとお喋りする人物ではなかった。
そんな様子を観ていると、会話が嫌いで人のことが嫌いな方なのか?と思った。
物語が進むにつれ、馴染みの店で店主や常連客と親しくしてもらっていた。
単にお喋りが嫌いなのではなく敢えて必要性が低い会話はしないようにしているのかなと思った。
私の個人的な予想になるが、人のことは好きだから会話や輪の中には入りたいが、余計なしがらみや気遣いをする会話は控えている(しないように努めている)という分け方で会話や輪の中に居ると思った。
だから、主人公は人から愛される行動をしているので、実際に仲が良かったり、良い待遇をしてもらっている。良い待遇は、ワンシーンにあったがお店のサービスをしてもらったり、優先してお冷かお酒を出してもらったりの所かな?と思う。
個人的にこの主人公の良かったと思うところは、無駄な物がない事やごちゃごちゃした生活スタイルではない事だと思った。シンプルな部屋とシンプルな暮らしをしているからだろう、表情がスッキリとした顔付きだ。
その様子はあくまでも私から見た感想に過ぎないが、そのように見えた。
身軽な生活を送ると、頭の中が整理整頓されると今回気づかされた。
前は物が無いのは貧相な感じに世間から見られると思っていたので、考え方が変わった。
主人公の様にしたいけど、出来ない部分もある。それはやることを少なくすることだ。
趣味ややりたいことが沢山出てくるので生活スタイルのスリム化は難しそうだ。
色々と、発見や感じることが出来て良かった。
今回の作品は、主人公の感性としっかりと目的のある行動が公衆トイレの清掃員の日常というシンプルな映画の中に溶け込まれていて観ているものを惹きつける内容と絵(シーン)の構成だった。それと共に主人公の行き方を観てすんなりと考えれる様に持っていってると感じた。
お終いに
やはり素晴らしい作品なので多くの方に観て貰いたいと思った。
そして、周りの人と意見を交換すると様々な視点を知ることができるので、是非意見交換しても良いと思った。
いかがでしたか?
読んでいて少しでも楽しかったと思ってもらえたらならば幸いです。
今回も読んで下さりありがとうございました。
参考文献、Wikipediaのアカデミー賞の記事