アルコール依存症について

アルコール依存症とは

アルコール依存症とは、お酒の飲み方(飲む量、飲むタイミング、飲む状況)を自分でコントロールできなくなった状態のことをいいます。飲むのはよくないことだとわかっていても、脳に異常が起きて飲むことをやめられなくなります。

その意味では、アルコールは麻薬や覚せい剤と同様の依存性の薬物の一種だともいえます。またアルコール依存症は患者さん本人の意思の弱さによって起きるものではなく、医療機関で治療が必要な病気であるともいえます。

(アルコール依存症治療ナビ.jp http://alcoholic-navi.jp/understand/condition/pathology/ より)

私はアルコール依存症です。きっかけは家族と離れた土地で一人暮らしを始めたことでした。友人もおらず、その時はA型事業所に通所していたのですが、1日4時間のみの作業で残された時間、何をしたらいいのかわかりませんでした。

最初は暇つぶしの軽い気持ちで夕方からお酒を飲み始めたのですが、そうするとモヤモヤしていたものや寂しさが少し和らぐような気持ちになりました。

そこからはどんどんお酒に頼るようになり、A型事業所の帰りには必ずお酒を買って帰るようになりました。また、通よのない土日は朝から飲むようになりました。その頃は個人BLOGをやっていたのですが、「飲みながらじゃないと面白い記事が書けない」と言い訳して、土日は朝から飲むようになりました。映画を観るのにもお酒を片手に見ていました。そこからどんどん飲酒量が増えていき、病院でカウンセラーの先生からアルコール依存症だと指摘されるようになりました。

また、不眠もひどく、昼間や夕方に飲むだけではなく寝酒として500mlのレモンサワーを3缶ほど毎日飲んでいました。眠剤とお酒の併用でやっと眠れるとわかって、飲酒量はまた増えていきました。

昨年の3月頃からアルコール治療の専門外来に通院しています。

一般的には断酒や禁酒のために入院すると思われていることが多いと思いますが、先生が言うには「退院したらまた元の依存症に戻るだけなので一時的に酒をたつ入院はあまり意味がない」とのことでした。

そこで今は週に1度カウンセリングを受けながら依存症の克服を目指していますが、なかなかうまくいきません、というのも、今は鬱の症状が重く、本を読んだり、映画を観たり、ゲームをしたり…ということが一切できないのです。

そうすると「何かしなきゃ」「周りの皆は働いているのに自分はやることがない」とまた大きな不安が押し寄せてきます。その不安がお酒を飲むと少し解消される気がするのです。また、以前はアルコール度数が7%程度のものを常飲していましたが、だんだん効かなくなり、今はワインのボトルが空になるまで毎日飲んでしまっている状況です。

周囲から「これをやってみたら?」「これを始めてみたら?」と色々と勧められるのですが、それもどうしてもできないのです。何もできない空白の時間をお酒意外でどうやって埋めたら良いのでしょうか。

同じような経験をお持ちの方がいたら、ぜひコメントで教えてください。

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪