住友生命いずみホール 夢のコンサート

障害者と支援者の為のコンサートに招待された

住友生命いずみホールのコンサートに招待されました。
友人の誘いもあり、生まれて初めて生演奏を聴くことが出来ました。
会場に行くと、招待してくださった方と挨拶をして、会場に入りました。
すると、豪華爛漫なつくりでした。赤い絨毯はふかふかでした。

ホール内に入ると、大きなシャンデリアがいくつもあり、見ていてワクワクしました。
それぞれの楽器を担当している演奏家の皆さんが入ると、コンサートマスターが最後に入場しました。

コンサートマスターが皆さんとその場を整える為に少し指揮を執るとそれから間もなく、指揮者の藤岡幸夫さんが入ってきました。

すると、司会の都筑由美さんが入ってきて、関西フィルハーモニー管弦楽団の紹介をしたり指揮者の藤岡さんの紹介をしました。

藤岡さんは、手話で挨拶をされた後、曲の背景について教えてくださいました。

モーツァルトの≪魔笛≫序曲の演奏が始まりました。

モーツァルトの曲が終わると、

ヘンデルの≪水上の音楽≫から「アラ・ホーン・パイプ」を演奏し始めました。
この曲は、王様の為に作られたものです。湖の上で聞きたいという、王様からの命令を受けてヘンデルが頭を捻りました。

考えに考えて、船の上で演奏をすることにしました。王様にも別の船に乗って貰いオーケストラの演奏をお聴きになって貰ったという話です。

やはり、王様に贈った曲というだけあり、繊細で優雅な聞き心地でした。この曲を湖の上で聞けたら、うっとりするだろうなという気持ちになりました。

次はJ.Sバッハの管弦楽組第3番から「アリア」で、いわゆるG線上アリアの演奏に入りました。
この曲は、随分前に観ていたドラマで、主人公たちがバイオリンで弾いていました。なので、聴いていて懐かしくなりました。

ベートーヴェンの≪エグモント≫序曲は、昔の劇で、音響機器がない頃に代わりに生演奏をしていました。
曲の雰囲気は、ゴーゴーと襲い掛かってくるイメージを持ちました。

≪エグモント≫序曲の演奏も終わり、休憩時間になりました。
続いては、指揮者の体験に入りました。
2名が選ばれて、初めて指揮を振るのでドキドキの緊張が会場全体に走りました。

先に指揮者の藤岡さんが見本を見せました。
1人目の方が、早く指揮棒を振るうと速く音楽が奏でられました。
2人目の方がゆっくりと振るうと遅めに音楽が奏でられました。

こんなに指揮者の振り方で、演奏のスピードと音楽の雰囲気が変わるのかと思いました。
とても勉強になりました。

ラヴェルの≪亡き王女のためのパヴァーヌ≫は、亡くなった王女のために贈られた曲です。
悲しい内容かと思いますが、そんな印象はそこまでなくて王女を慕う思いから王女の美しさが前面に出ているような楽曲でした。

最後の≪運命の力≫は、ヴェルディの曲です。
ベートーヴェンの運命という曲とは全然違う印象で、洗礼された細い音があるなという印象でした。

ベートーヴェンの運命は力強い印象の曲に対して、歓喜ある明るさという印象を受けました。

コンサートに行っての全体的な感想とご了承のお願い

障害者と支援者の皆様の為に開かれたコンサートだったので、あらゆるところに配慮が行き届いていました。

指揮者の藤岡さんも冒頭に手話で挨拶をされたり、指揮者体験の時は、どこに行けばいいか分からなくなった体験者の方を親切に誘導して下さってるのを観ていました。

丁寧な係りの方の対応を観て感動しました。

演奏のどれをとっても綺麗な音色で聞き惚れてしまいました。
また、機会があればコンサートに行きたいです。

最後にご注意点と言ったらなんですが、コンサートに行ったのは半年以上前です。

事情により記事を書いたのが、現在になってしまいました。
それにつれて、記憶があやふやなところもありますので、間違った情報になってしまうこともあるかと思います。

それでも、一生懸命記憶を呼び起こして書きましたので、お楽しみいただけるところには達していると思います。宜しくお願い致します。

この記事を読んで下さりありがとうございます。

皆さん、楽しんでくださりましたか?
楽しんで頂けたら幸いです。

今回の参考文献は、第20回住友生命いずみホール夢のコンサートのパンフレットです。

written by 就労継続支援B型事業所 ユアライフ新大阪